寄り添うことの大切さとむつかしさ
先日、一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター高知県支部(コスモス高知)の研修で、社会福祉士の方のお話を聞きました。社会福祉士は、「身体上・精神上の障がいがあるために、日常生活を営むのに支障がある人の、福祉に関する相談に対して、助言や指導、援助を行う専門職」です。成年後見制度にかかわるまでは、名前を聞いたことがある程度しか知りませんでしたが、様々な場所でお会いする機会が増え、権利擁護を必要とする方々に対する目線の「柔らかさ」をいつも感じていました。
お話の中では、被後見人等への支援にあたっては、「時間もかかることがあるけれども、本人に寄り添いながら解決をしていく」「本人の行動や能力に対し、あきらめない、なげださない、関わり続ける気持ちが大事」など、大切なことを教えて頂きました。また、「バイスティックの7原則」という定義があることも知りました。
「早く、正確に、目的を達成する」ことを要求される日常の仕事との違いと難しさを改めて感じました。しかし、後見人等として、少しでもよい生活をするお手伝いが出来ることは、やりがいのある仕事であり、今後も「慣れる」ことなく研修を重ねたいと思います。
0コメント